- 役立ちばなし
ハンコをキレイに押すための、3つのポイント
印鑑を押す(捺す)のが苦手、キレイに押せないという方は意外と多いんです。 私が普段実践している「印鑑をキレイに捺印する」ための3つのポイントを紹介します。
①朱肉を付けるときは、やさしく“ポンポンポン”
朱肉を付ける際に、ギューっとめり込むように押し付けるのはNG!
朱肉を付けるときは、彫刻した文字の表面にだけ、薄く均一に付けるために、朱肉の表面を“ポンポンポン”と何回か軽くやさしくたたくような要領で付けて下さい。
この時、朱肉を手に持つと力の加減がしやすいですよ。 私は5〜10回程度ポンポンします。角印のような大きな印ではさらに多くポンポンして、彫刻面にムラなく朱肉を付けるようにします。
②印マットは必需品
捺印する書類の下が固かったり、凸凹していたりすると上手く写りません。固い机の上に直接置いた紙への捺印はNG!
必ず、捺印マットの上で捺印しましょう。ゴム製や皮製のマットが市販されています。 手元にマットがない場合は、適度な弾力があれば、マウスパッドやメモ帳の上なども代用できます。
弾力の目安としては、“デスクマットよりやや柔らかく、消しゴムより硬め”位です。
③押印は“の”の字を描くように力を込めて
紙に押すときは、いきなりドスンと押すのではなく、
まずは静かに紙に押し当てて、その後に上から“の”の字を描くように力を込めて押しましょう。
朱肉を付ける時は、軽くポンポンでしたが、ここではギューっと力を込めます。
また、紙から話す時は、真上に持ち上げましょう。横方向にスライドすると、せっかくキレイに写った印影がこすれてしまいますのでご注意下さい。
捺印が終わったら、ティッシュなどでハンコの印面を拭いて、付いている朱肉や汚れを取り除いてから保管しましょう。印面が汚れたままでは次回の捺印が上手く写りませんし、
そのままにしておいて汚れが固着してしまうと後々掃除が大変になります。
以上が、私が実践している捺印の方法です。 なお、ハンコの印面自体が傷んでいたり、朱肉の状態が悪い場合は、どうしようもないので買い替えをお勧めします。
お近くの印章店でご相談頂くのが良いでしょう。
鮮明に写った印影がは、書類を渡す相手に好印象を与えます。 自分自身の意思表示の証として、キレイな捺印を心掛けたいものです。